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IGLU tokyo Archive

全ての装備を知恵に置き換えること

「全ての装備を知恵に置き換える」。それは過保護な日本の社会に、また科学技術に頼りきった現在の世界に最も欠けていることだ。[p.7-8]

以前読んだ最後の冒険家に続き、ジャケ買いならぬ、タイトル読みしたのがこの本。過酷な自然条件の中、冒険を続ける石川直樹さんの言葉からは「旅=自分の力で前進すること」であると痛感した。安心・安全に慣らされた日常にはない、人間本来の感覚を呼び覚まされる一冊。

Snap Pad A5 – POSTALCO

postalco-snap-pad

耐久性、汎用性、サイズ感、素材感、色あい、リサイクル意識、カチッというボタン音。
機能的にはもちろん、総合的にバランスの取れた美しさを感じるプロダクトです。

重森三玲 北斗七星の庭_展

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近代の作庭家 重森三玲の展覧会。ワタリウムの会場自体が作庭的に構成されていて、とてもバランスよく充実した展覧会でした。これまで『庭』というものを意識して見たことは無かったのだけど、擬似再現とはいえ、対象物にしっかりと向き合えたのは収穫。これを機に楽しみがひとつ増えた感じがしています。そして、三玲の生き方を通して、僕もまだまだやれることは無限にある!・・・と思い、身が引き締まりました。

計画と無計画のあいだ

当初の熱が熱量そのままに読者の元へ届くことが難しい。読者へ届くまでのさまざまな段階で、その熱がこぼれ落ちてしまいがちなのだ。

なんて自由な人(文章)なんだ!大丈夫なのかこの人(会社)?・・・と思いながらも、数々のエピソードを夢中で読んでしまった。仕事術としては、決して真似できないし、オススメもできないことばかりだけど、仕事に対する志(こころざし)に共感してくれる人がいる限り、これ以上ない強さを発揮していくんだろう。これまでも「お、これもミシマ社なんだ」と意識して読んでいたけど、今後気になったミシマ社本は必ず、熱々の状態で読むようにしよう。開くと、もわっと湯気が出ることを期待して。

LAST BAR ut

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11回目にして、いったん終了です。毎回前日の深夜から始まる準備はたいへんだったし、BARをやってる最中もオーダー受けながら2人でテンパッていたこともしばしば・・・。それでも、素敵なイメージイラストを書いてくれたしゅんしゅんさん。しおサイダーや加賀棒茶のオリジナルカクテルを考えてくれた陽一。BARをやるきっかけをくれた基輔。パートナーとして苦楽を共にした雄一朗(u)。そして、絶えず足を運んでくれる皆さんのお陰で続けられることができました。しばらくはお休みしますが、また来年、定番のしおモヒートと共に別の場所でお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました!

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The Christmas Song

DOMA秋岡芳夫展

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我ら竹とんぼ奇(貴)族。

ぼくは竹とんぼ作って楽しんでいる。まさかこんなに続くとは思わなかった。

こうすればこうなる。この技術はここで使えばよい。
これで作ればこんな形になる等々わかるまでが楽しいのだ。

わかってしまった後、それを作ることは、ある意味で苦痛になる。
なぜならば、それ以降は創造ではなく、
おおげさに言えば工業製品を作るのと変わらない。

作りながら考え、考えながらつくる、この楽しみは他のものには変え難い。
竹とんぼをいまだに作り続けているのは、まだ行きつく先が見えないからだと思う。

本来のデザインとは、単なるカタチだけではなく、生産・流通・価格・生業・まちづくりなど、横断的に「モノの在り方をカタチづくること」だと気付かせてくれる展示。数ある展示のなかでも、最も印象的だったのは、2,000機もあるという、晩年の秋岡さんがつくり続けた竹とんぼ。それぞれにナンバーが付けられ、羽のカタチ・角度・反り・枚数・薄さ・重さなど、あらゆるパラメーターが少しづつ調整されていて、その美しいフォルムにはうっとりしてしまうほど。空に放物線を描く姿を想像しながら、じっくりと観察しました。デザインに関わっている人には、ぜひ見に行って欲しいと思います。

tocoro de shunshun 展

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tocoro cafe の shunshun 展に行ってきました。しゅんしゅん さんは、学生の頃からずっとお世話になっている先輩で、久々にお会いして、展覧会の話からお互いのことまで、たくさんお話することができました。また、あらためて店内に飾られた作品を見せてもらいましたが、写真やCGでは絶対に再現できないこの世界観は、まさに素描家という言葉がぴったり。トコロカフェ定番のトコラテ+デザートも美味しかった。ちなみに、BAR ut の この イラストも書いていただいていたりします。今日もありがとうございましたー!

アル・サッド vs バルセロナ – FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2011

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初の生バルセロナ、楽しかった!アル・サッドが全員ディフェンシブにプレーする中、ダイレクト or ワンタッチで、72%のボール支配率を上げられるのはこのチームならでは。しかも、ほぼインサイドキックで蹴ってたしね。スタジアムでは、後半の最後のほうになって、ようやく「バルサ!バルサ!バルサ!」って叫んで盛り上がってきたけど、それまではみんな行儀よく観戦という感じ。全席指定で応援団がまとまってなかったとはいえ、もっと海外っぽく賑やかに楽しみたかったのになぁ。スタジアム慣れしていない自分も含め、日本のサッカー文化もまだまだこれからか。・・・という訳で、個人的なMOMは、中盤での圧倒的な存在感を示したイニエスタ。とにかくボールを持つ姿勢が美しくて、エレガントでした。

Valerio Olgiati and His Architecture

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床に置かれた図面や写真、ディスプレイに映しだされたCG。そして、1/33スケールの模型とが、建築家の頭の中をトレースするように2次元と3次元を行き来していく。ひとつひとつのディテールからも建築家の意図が感じられる、美しい展覧会でした。また、以前に同じ場所で展示されていた、ピーター・メルクリを思い出しても、単純な要素から奥行きのある表現を生み出すスイス建築においては、新築もリノベーションも関係なく、ただ純粋に建築というものに焦点を当てているよう。それだけに、実際にその地に行って、その建築の「在り方」を体験してみたいと強く思った。

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