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第68回 現代美術展

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親からタダ券をもらったので、ふらりと見に行く。21世紀美術館と県立美術館の2会場にわかれ、日本画・洋画・彫刻・工芸・書・写真の6部門から、一般作品と委嘱作品がずらすらっと展示されていた。何気なく見ていても一目でわかるのは、一般作品と委嘱作品のレベルの差。そして、その中でも際立つ、陶芸や漆器などの工芸レベルの高さでした。またふだんは、ばっちりキュレーションされた21美の企画展示室が、今回まったく緊張感の無い空間になっていた(目的が違うから当然なのだけど…)のも印象的でした。ちなみに言っておくと、第1回は昭和20年なので、いまや現代美術というより近代美術な展覧会ですね。

初詣 2012

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新年の初詣は、白山さんだけじゃなく、こちらにも足を運びます。毎年のことながら、1/2・1/3にも臨時開館していることは、正月帰省組にとって嬉しいこと!写真は、企画展を見た後で、館内の託児室に山積みになっていた白い動物たち。何やら子供向けのワークショップに使われているようですが、白クマ好きにとっては展示以上に気になる光景でした。

建築、アートがつくりだす新しい環境 – これからの“感じ”

Rolex Learning Center/EPFL, Sanaa: a visit with steadicam from Videoprod.ch on Vimeo.

SANAAのロレックス・ラーニング・センターは、今後これを超えるモノは現れないんじゃないか?と思うほど、美しく優雅で、力強い建築。今回あらためて、建築模型とヴィム・ヴェンダースの映像(英語版をオススメ)を見て、そう感じた。その他では、クライメートエンジニアのトランスゾーラー社が手掛けた人工的に雲を発生させる装置が興味深かった。巨大な試験官のような容器の中でゆらめく水蒸気が、遠い空の上にある雲と同じだと思うと、思わず立ち止まって見入ってしまった。

ピーター・マクドナルド: 訪問者

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軽快なディスコミュージックと、たくさんの人で溢れかえっているような愉快な空虚感。

ART ACTION IN OPEN YEBISU! 2011

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3連休に合わせて恵比寿ガーデンプレイスで開催されている、「恵比寿文化祭2011」に参加してきました。今日は SHARE というテーマで Pecha Kucha フォーマットのプレゼンテーションを聴いたり、 OLIVE の実物展示や まばたきの葉 のインスタレーションを見たりすると共に、イベントの後の打上げにもちゃっかり参加させてもらいました。そこでは、数年ぶりに会った友人や Facebook で繋がったはじめましての友人を交えて、各人が関わっている(もしくは、これから関わろうとしている) ACTION に対して、たくさんのアイディアを SHARE !! することができました。これからの1年も、楽しい時間が過ごせそうだ。

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イケムラレイコ うつりゆくもの

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繰り返される少女のモチーフは、大人へと成長する際に脱ぎ捨てられた抜け殻のよう。身体の不可逆変化とは異なり、精神は大人と少女とを行き来することができるのならば、絵画や彫刻として作られたこれらの作品は、アーティスト自身がその行為を行うための媒介として存在していたのかも知れない・・・。うつりゆくもの と そうでないもの 。自らの年齢を重ねていくことは、その2つのセンシティブな関係性に少しずつ影響を与え続ける。そして、それに合わせて作風も少しずつ変化していくのだろう。

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ

感動大作じゃないけど ためになる映画だよ。

この映画の感想は、ただ一言。
・・・完全にしてやられた。バンクシー たち に。

KOHEI NAWA – SYNTHESIS

synthesis

すべての作品を通じて感じるのは、テーマとなるオブジェクトに対する表面もしくは表皮の扱い方。これまでは意識していなかったけど、少し前にあった Tokyo Source のインタビューを読んでみると、スイス人建築家の Herzog & de Meuron から影響を受けていたり、建築の新素材に対するリサーチをしていたりと、「建築と彫刻」の親和性について、自分の中にぼんやりとあった親近感を解説してくれている。PixCellシリーズと PRADA TOKYO が関連付けられるかどうかは別としても、その神々しい姿はこれまで以上に大きく深い存在に感じられました。

パウル・クレー おわらないアトリエ

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自由な発想から生み出される、パウル・クレーの創作の秘密が垣間見えたような展覧会。見終えた時に感じたのは、クレーにとって『 絵を描くこと = 自らのイマジネーションの世界に広がるシーンを断片的にトリミングしている 』のではないか・・・ということ。そう考えてみると、クレーが残した作品すべてを繋ぎ合せると1枚の絵ができあがるかもしれないし、同時にそれらはパスルのように入れ替え可能な無限のストーリーになるのかもしれない。会場や展示の構成も素晴らしい展覧会でした。

アトムスーツ・プロジェクト:大地のアンテナ

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現代アートというものにはじめて触れたのが、大学1年の頃に先輩に連れられて見に行った水戸芸術館での日本ゼロ年という展覧会でした。出品作家のリストを見ながら今思い返しても、椹木野衣さんのキュレーションによる画期的な展覧会だったのだと思います。そして、その展覧会に参加していたアーティストの一人がヤノベケンジさんでした。1991年美浜原発事故の危機感から、アトム・スーツという放射能防護服の作品を来てチェルノブイリに行ったり、アトム・カーというガイガーカウンターの反応数で残り時間が決まるというカートがあったりと、これまでは非日常だった作品が、3.11後に日常で起こりうる状態になったことで、幸か不幸かより深いコンテクストが生まれてしまっています・・・。今回のメインとなる空也上人像を模した大地のアンテナという作品は、これからどう評価されていくのか?そして、ヤノベさんは今何を考えているのか?気になるところです。

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