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池田亮司 展

『最小単位まで分解された情報が、音楽として身体全体に響き、映像として脳内に伝達される。 / height(s) : datamatics』… 当時受けた衝撃は、今も変わらない。数学であり、哲学でもある、確かな現代アート。(注・映像は今回の展覧会のものではありません。)

芸術闘争論

「自由」という言葉がキリスト教と共に輸入されてきたのだとすると、アートにおいても、例えばサッカーにおいても、日本人にとっては馴染みにくい概念であることを否定できない。それだけに、「自由」のベースにある「ルール」を知ることの重要性、そして日本人として如何に「ルール」にコミットしていくか?が、どんなフィールドにおいても国際舞台での評価を大きく分けることになる。

村上隆氏が現代アートに関して語るこの本は、そんな闘い方を知らない(知ろうとしない)日本人に警告を発するとともに、自身が世界で闘う上でのスタンスをより明確にする宣戦布告になるのだろう。

反アート入門

いわゆる現代アート入門書のように、歴史やその時代を切り開いたアーティストを追っていく体裁から始まる本書だが、第4の門「貨幣とアート」でまさにアートの現在地点について触れるところから、急激にシフトアップする。そして、最後の門「アートの行方」では、宗教や経済、自然や物質から解放された人間視点のアートへと導かれていく。

著書「日本・現代・美術」から始まる一連の(日本の)現代アート史を総括した上での、その先にある未来の表現について。これまでのアートの価値観を大きく揺さぶる椹木氏のラディカルな持論は、果たして現実に起きるのだろうか。

Only honest design can be recyclable. D&DEPARTMENT PROJECT

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第1期:10月 9日(土)ー11月14日(日)
まだ使えるにも関わらず廃棄されてしまった物を廃棄されたままの状態で展覧し、現代の消費サイクルの問題点を提起します。

第2期:11月16日(火)ー12月12日(日)
ロングライフデザインとして保持すべき物を選定し、手を加えないままに陳列して消費の現場に戻る手前の状態を展覧し、「もう一度使うか」という問を来場者に投げかけます。

第3期:12月14日(火)ー1月30日(日)
手を加え「もう一度欲しいと思うものに戻す」ことで、ロングライフデザインを選択するマーケット層を開拓し、 現状の消費サイクルでは瞬時に流行遅れとなってしまう商品をしっかりと売り続ける仕組みそのものを展覧します。

D&DEPARTMENT@金沢21世紀美術館のプロジェクトは、3期に分けて、リサイクルという価値を考え直すというもの。今回見たのは第1期だったけど、第3期にはこの「瓦礫の山」が「宝の山」に変わるのかーと思うと正月金沢に帰省することが楽しみになってくる。D&DEPARTMENTのプロセスや見せ方にも注目したい。

ヤン・ファーブル × 舟越桂 展

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生と死の表現は、どちらも限りなく大きな絶対値として認識される。西洋と東洋という、異なる宗教観と思想をベースにしていても、シンクロし合う2人のアーティスト。

アニッシュ・カプーア 展

kapoor

ステンレスのパーツを組み合わせたミラーの作品は、インド生まれのカプーアらしい哲学を感じさせる。地元金沢の21美にも世界の起源という作品もあるし、気になるアーティストの1人。

六本木クロッシング2010 展

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高嶺格の「ベイビー・インサドン」、宇治野宗輝の「The Ballad of Extended Backyard」、加藤翼の「T」の3作品が印象に残る。大御所・若手が混在した参加アーティストの展示作品は、日常生活から社会問題、新しい美の追求など、様々な視点からの『現代性』を強く感じさせるものばかり。これだから、現代美術はオモシロイ!

葉山芸術祭

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毎年、GWの連休前後に開催されている葉山芸術祭。カフェやショップ、家の軒先などなど、町全体をギャラリー/美術館と捉え、アート作品やワークショップを点在させるというアートイベント。会場はほんとうにたくさんありすぎて、この日回れたのは、ミヤジシンゴさんの『犬と飼主』写真展やBEACH HAYAMAでの佐久間浩展+αでした。それでも、海にいったり、眺めの良いカフェでお茶したりと、実に葉山らしい休日となりました。それにしても、気持ちの良い風と壮大に広がる海は、ここにしかない魅力。これから仕事でちょくちょく行くことになるので、この夏が楽しみだなー。

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CHAOS*LOUNGE

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それはアートなのか、それともジャンクなのか・・・。反射的に拒絶反応を覚えるほどの展示空間は、新たな始まりを予感させる起爆剤としては充分。ただ、どう解釈して良いやら、わからないことばかり。先週末のシンポジウムと今晩のUST中継を経て、さらなる議論を呼ぶことになるのだろうけど、果たして黒瀬陽平×カオス*ラウンジは、ゼロ年代を率いた村上隆×スーパフラットの正統後継者なりえるのか?

オラファー・エリアソン – あなたが出会うとき

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光、影、色、霧、風、波などの自然要素を自在に抽象化して、その場にいる者の感性を刺激する。
オラファー作品にはいつも、大人の科学実験と呼べるようなワクワク感がある。

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