- 2011-07-30 (土) 16:58
- IGLU tokyo
現代アートというものにはじめて触れたのが、大学1年の頃に先輩に連れられて見に行った水戸芸術館での日本ゼロ年という展覧会でした。出品作家のリストを見ながら今思い返しても、椹木野衣さんのキュレーションによる画期的な展覧会だったのだと思います。そして、その展覧会に参加していたアーティストの一人がヤノベケンジさんでした。1991年美浜原発事故の危機感から、アトム・スーツという放射能防護服の作品を来てチェルノブイリに行ったり、アトム・カーというガイガーカウンターの反応数で残り時間が決まるというカートがあったりと、これまでは非日常だった作品が、3.11後に日常で起こりうる状態になったことで、幸か不幸かより深いコンテクストが生まれてしまっています・・・。今回のメインとなる空也上人像を模した大地のアンテナという作品は、これからどう評価されていくのか?そして、ヤノベさんは今何を考えているのか?気になるところです。
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