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国宝 阿修羅展

asura

3つの異なる表情に6本の腕。そして古代ペルシャから、インド、中国を経て、日本に伝わるまでのストーリー。・・・考えれば考えるほどに不思議な存在感でした。

東京国立博物館でのこの種の展覧会は、上野という立地もあってか、例外なく行動力のあるおばちゃん達がたくさん。僕は広い展示空間の中で、展示物を凝視しながらも、そんなおばちゃん達の時に小声では無い会話に、聞き耳を立てることを密かな楽しみにしています。それはなぜかというと、人生の経験値から発せられる突発的かつオリジナルな視点や、全国のあらゆる物を見てまわってたであろう豊富な知識は、壁に貼られた解説文よりも、リアルに感じられることがあるから。もちろんリスペクトですよ。

ものすごい人ごみをかき分けてまで見る価値があるかと言われれば、疑問符の残る阿修羅像だったけれど、何十年か後に再会する機会があれば、きっと違った姿を見せてくれるのだろう。

Comments:2

yukisugi 09-06-02 (火) 9:51

やほー。聞き耳、鑑賞法。すごいよく分かる。
彼女にうんちくをたれる彼氏やら、マニアなお父さんやら。
これぞと思う人を見つけて、そっとついていきます。ワタシ。笑
海外では、日本人ツアーにくっついて、日本語ガイドに便乗ね。

taka 09-06-03 (水) 0:50

>yukisugi
どもー。まさにそれ、聞き耳鑑賞法!
基本的には、オリジナルな視点を得られるのだけど、
たまーに「明らかに違うでしょ」という時もあって、
逆に正解を伝えてあげようかどうかと、
迷うこともあったりして・・・。

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