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第3回 形式の際 青木淳×菊地成孔×岡田猛

kiwa

青木淳×菊地成孔という、僕にとってこれ以上ない2人による奇跡的なトークイベント!
(ちなみに岡田さんは東大教授の方だそうです。)

とくに気になったのは、お2人のモダニズムとポストモダニズムの捉え方について。音楽ジャンルで唯一モダンという言葉が付くモダンジャズに対する、ポストモダンなジャズ。モダニズムの文法をそのままに、表層を引用することによる建築のポストモダン。そんなジャズと建築、どちらにも共通するのは、ポストモダンとは非常に曖昧なものであったということ。そして、曲作りやデザインするにあたっては、モダニズムの「コア」にあたる部分を解体・分析、もしくは再評価することを常に意識しているということでした。

また一方で、最近個人的に意識しているのは、それぞれの専門分野をベースにした「異種格闘技」的な強度。今日の場で言えば、ポストモダンに始まり、デギュスタシオンフロイディアンクロノス時間とカイロス時間などなど、これらのキーワードに対して、いかに瞬発力を持ってコメントができるかどうか。そういう意味では、この日のジャズvs建築、菊地さんのトークの切れ味に、アウェーながら建築の敗北でしたね・・・。

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