- 2011-05-13 (金) 2:04
- IGLU tokyo
「大局観=物事の全体像(俯瞰像)をつかむ能力のこと」…の意味で、使われているこの言葉も元は将棋用語。若い頃はがむしゃらに将棋を指してきた羽生さんも、年月を経て、一手一手の局面を敢えて深く読み込まず、この言葉のように、より全体の勝負の流れを意識するようになってきたのだそう。
この本でも例外でなく、数学や科学、ウェブ、スポーツなど、あらゆるジャンルの考え方を将棋にフィードバックさせていく話が出てくるが、逆にこの「大局観」の意識を自分の仕事で感じとれるようになると、自分自身も新たなフェーズに進めるような気がしている。そして、単なる勝ち負けだけでない、羽生さんらしい「将棋の真理を探求すること」や「将棋を楽しむこと」への強いこだわりからも学ぶべき点は少なくない。
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