- 2010-02-23 (火) 23:36
- IGLU tokyo
Dog Songs #9 「ぎが」/ たま
犬とのおだやかな日々を歌ったうたもあれば、一方で、犬との別れを歌ったうたもあります。
犬を飼うということは、いつか必ず別れが訪れるということでもあり、また、犬がそうであるのと全く同じように人間だって、いつかは必ず死んでしまう。この曲は、その悲しくも当然の事実を確認した上で、「そしたら 明日はなにをしようか」と愛犬に呼びかけます。
「さよなら人類」だけが飛び抜けて有名な たま ですが、他にもこのような名曲がたくさんあります。
詩の世界、メロディや音づくり、演奏スキル、各メンバーの強烈な個性のフロマージュっぷり、どの点をとっても白眉な、日本の音楽史に名を刻むバンドだと思います。
酒井 匠 (酒印音盤)
Do One Good のウェブサイトで連載中の Dog Songs。毎回「犬×音楽」をテーマに、懐かしのJポップから、ロック、ジャズ、クラシックまで幅広く選曲された動画に文学的なコメントが加わり、ひねりの利いた酒井さんらしい世界観が伝わってくる。その中でもこの曲は、とくに素晴らしいセレクト。犬への真正直な気持ちが歌に込められていて、何度聞いても泣きそうになる。
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