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デザインの骨と皮膜

honetohimaku

藤崎圭一郎さんの受けもつ法政大学での公開授業は、21_21で開催中の「骨」展とこの春ミラノで開催された「SENSEWARE」展から、山中俊治さんと原研哉さんの「骨と皮膜」対談。これはもぅ聞きに行かずにはいられない!ということで、学外枠で参加してきました。

それぞれの展覧会をプレゼンした後の対談では、「産業革命以後から近代までのデザイン」と「これからのデザイン」との価値観の変容について、骨(=テクノロジカルで古典的)と皮膜(=センシティブで現代的)というキーワードを対比させて読み解いていくという、これまでに聞いたことのない内容。また一方では、「生体の骨の中にはタンパク質でできた繊維質がある」「うすく軽い炭素繊維でイスの構造体を強化する」「日本庭園と熱力学の第二法則の関係」などなど、お二人がそれぞれに取り組んだテーマがクロスオーバーする象徴的な話もあり、何度か鳥肌がたつ瞬間も・・・。

つまりは、日本という国の潜在的な技術力と美意識こそが、感性を刺激する次世代デザインを生み出していく土壌となりえるということ。デザインには、まだまだ可能性が残されているのだ!

それにしても、こんな授業が受けられる法政大学の学生は幸せだなー。

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